ルームメイトのような夫婦
- 2011年03月30日 |
- 夫婦とは |

皆さんは、【ルームメイト・シンドローム】という言葉をご存知ですか?
ルームメイト・シンドローム(ルームメイト症候群)とは、
『夫婦であるのにも関わらず、夫婦ではなく「同居人」のような関係になっていること』をいいます。
あなたの周りに、夫婦であるのにも関わらず、同居人のような関係を築いている夫婦はいらっしゃいますか。
または、あなた自身、ご主人と、同居人のような夫婦関係を持ってはいませんか。
同居人のような夫婦とは、家庭内別居をしているとか、離婚寸前などといったような形態の夫婦のことではありません。
夫婦であっても、
■お互いのことに興味や関心を持たず、
■お互いが好きなことをし、
■別々のライフスタイルを持っているような夫婦
のことを「ルームメイト(同居人)夫婦」というのです。
夫婦関係が上手くいっていない夫婦たちは、お互いがおこなっていることを無視し、他のことに集中するようになります。
たとえば、ある人は仕事に夢中になったり、また、ある人は趣味に没頭したりします。
ある人は、インターネットやコンピュータ依存症のようになったりもします。
また、ある人は自分の夫や妻と過ごす時間よりも、自分の仲間や友人たちと過ごす時間を優先します。
夫婦で一緒に食事をしても、ほとんど会話がありません。
休日もお互いに別行動をします。
寝室も別々で、一緒に眠ることはありません。
ロマンチックなことをしたり、ふたりでデートをすることがありません。
セックスを楽しむことがなく、もしもセックスをしても、義理的なセックスを、ほんの数回するだけです。
ときどきする会話は、ただの情報交換になってしまい、恋人同士だった頃のような、楽しくてワクワクするような会話をすることはありません。
もしもあなたの夫婦関係が、このような状態であったならば、それはまさしく、「ルームメイト(同居人)夫婦」になっているといえるでしょう。
もしもあなたが、そういった夫婦関係に満足しているのであれば、それで構いません。
たとえそのような夫婦関係の状態でも、「素敵な家を持ち、素敵な車を所持し、そして趣味にお金を費やし、子供たちにも恵まれている。だから、私は幸せ」と思えるのであれば、それでいいと思います。
しかし、もしもあなたが、そういった夫婦関係に虚しさを感じていたり、寂しさや、不満足な気持ちを持っているのであれば、それはあなたが本当に求めている夫婦生活とはいえないのではないでしょうか。
もしもあなたが、自分の夫婦関係に満足していないのであれば、一体、あなたは、いつになったら、その関係を終わりにして、同居人ではない、本当の夫婦になるための行動をし始めるのでしょうか。
「多分、いつかそのうち」
などと考えていては、あっという間に年を取るだけで、何も変えることはできません。
今の私たちの行動が未来へとつながっています。
今、行動しなければ、自分が求める未来は訪れません。
ルームメイト・シンドローム。
あなたの夫婦関係は、ルームメイトになってはいませんか?